2つめ。

タナッセはレハトと幸せになってほしい。

タナッセ×レハト


「いやぁ、本当にお二人とも仲がよろしくて」


辺境の、新たにタナッセが任せられた土地では、そういった類の台詞が挨拶代わりになっている。
今朝も、二人揃って執務室にいたところ、領主の補佐役である初老の男の朝は、そんな言葉から始まった。


「ええ、おはよう」


そして、挨拶に応じるのは決まって私だった。


「……」


タナッセはといえば、いつもむっつりと口元を結んでそっぽを向くだけだ。
短く「おはよう」と返す以外は言葉もない。


初老の彼は、そんなタナッセの様子には慣れているので、別段気に留めたふうもなく、仕事に取り掛かるべく部屋を出ていった。


毎朝のことながら、一言くらい返せば良いのにと思いはするのだが。


タナッセに気付かれぬよう、私はくすりと笑みを漏らす。
横目に見た彼の頬は、わずかに赤い。
挨拶代わりに送られる言葉に反応しているのは明らかだ。


もしかしたら、他の役人たちもタナッセが赤面していることに気付いているのかもしれない。
だからこそ、返事がなくとも同じ言葉を繰り返す。


そうだとしたら、私たちは何て幸せなのだろう。
歓迎されていることが分かった。


「何をニヤニヤしている。遊んでいる場合じゃないだろう。さっさと仕事を始めろ」


私に気付いたタナッセは、たいそう渋い顔でそう言った。
顔はまだ赤いと告げたら、きっとさらに顔を赤くして怒鳴るのだろう。


それは容易に想像ができたけれど、怒鳴られる趣味はないので、素直にうなずいておく。


「分かったよ」


「フン」


机に並べられた書物を広げ始めたタナッセを見ながら、今日も穏やかな１日が始まったなと思った。

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冠を持つ神の手。

「冠を持つ神の手」という同人ゲームが面白いです！
ようやく最近攻略支援版を手に入れたんです。


フリー版ももちろんありますが、攻略支援版の便利さに脱帽しました。
だって、一発で王様になれたよ！
タナッセの愛情EDも失敗なく見られたよ！
ついでにヴァイルの友情EDも余裕で見られたよ！
この2人はやっぱ良いなあｖ


恐ろしいほどよくわかりました。
が、グレオニーの攻略に戸惑ったあたりは、自分まだまだだと思いました。
本気でやって、完全に失敗したので。
ティントア以来だ…。
ティントアはフリー版で攻略するのに、えらいやりなおしたので、印象深いです。
おんなじパターンでしたが、グレオニーは真面目に頑張っているところが好感高いですね！


あとは大人2人。
ローニカさんとトッズ。
ローニカが攻略対象ってのが凄いです！　びっくりしました。
しかも、トッズと同時攻略だと、何かどっちに転んでもおいしい！　素晴らしい！
トッズはやっぱ、設定にごろごろと。
でもこの人を攻略していて、しみじみ愛情と憎悪は紙一重だなあと思いました。


とりあえず、男性陣は一通り何かしらのEDは見ました。
フリー版をやり始めたのが、何を隠そう去年の夏からなので、ずいぶんのんびり頑張ったなあと思います。
女の子のほうはどうかな。
サニャ可愛いです。モゼーラさんとかどうなんだろう。
ユリリエとあともう一人（ゲーム中ではまだ会ったことがない）は、攻略できるか不安です。


…しばらくは、レハトは女の子設定で。